2020年夏スタートドラマ、「私たちはどうかしている」 !
過酷な運命に翻弄されながらも、惹かれあう2人を描く物語です。
この記事では「私たちはどうかしている」の原作漫画11巻の原作あらすじをネタバレしています。
‘偽りの結婚‘をした二人は本当の意味で結ばれるのか・・・
ここからネタバレになりますのでご注意下さい。

目次
私たちはどうかしている11巻50話のあらすじ【ネタバレ注意】
母屋で倒れる大旦那。
その横に座り込む七桜。
そこへ現れた椿。
一瞬、お互い止まりますが、椿はすぐに大旦那の蘇生に取り掛かります。
そこへ女将が現れ、七桜が大旦那に何をしたのか問い詰め、さらに警察を呼ぶよう促します。
その時、大旦那が意識を取り戻し、自分と七桜2人きりで話が出来るよう頼んだのでした。
驚き焦る女将は、七桜が持ってきた‘母が残した高月樹と七桜のDNA鑑定書‘をやぶってしまったのでした。
母屋を出た椿は、大旦那が倒れたことは女将が仕組んだことだと気づいていました。
女将は悪びれるそぶりすらありません。
そして、高月樹の子どもは椿と言い切るのでした。
栞から3年前の火事のときの話を聞いた椿。
煙が充満する屋敷の中、栞は倒れている椿を見つけました。
駆け寄ると朦朧とする意識の中、七桜のところに戻る・・・とうわ言のようにつぶやいていたのでした。
椿は最後まで七桜との約束を守ろうとしていた、と。
家に伝わる道具は女将が守ったのですが、女将は椿が守ったと周囲へ伝えていました。
真実を知る栞に対し、女将は椿のためといい、無言で口外をしないよう圧をかけました。
椿と七桜が別れ、自分にもまだ希望があるかもしれない。
いつか椿の心が自分のものになるかもしれない。
だったら自分が見たものは隠し通そう。
栞はそう思ってしまったこと、ずっと言わなかったことを詫びたのでした。
本当のことを知ってたらなにかかわったのだろうか。
自分と七桜との未来があったのだろうか。
そう自分に問う椿。
違う・・・自分と七桜はそんな簡単な関係じゃない。
母屋で2人きりになった七桜と大旦那。
大旦那は「さくら」なのか問い、七桜は頷きます。
証拠は女将に処分されましたが、自身が作った和菓子を七桜は渡します。
食べた大旦那には、満開の桜の下で微笑む高月樹が微笑む姿が見えたのでした。
本当は知っていた。
息子にずっと想い人がいたことを。
名前も顔も知らないまま、自分は2人を別れさせ今の女将と結婚をさせた。
結婚相手は家が決める。
今でもそういう風習が残っている世界。
2人がその後も思いを断ち切ることが出来ず、関係を続けていたこと。
七桜の母が数か月間、光月庵の職人として働いていたこと。
それを知ったのは2人が死んで暫くたってからだった。
高月樹は自分と店のことをいつも気にかけていた。
愛する人と自分の立場の間でずいぶん苦しんだのだろう。
2人が一緒になることを許していれば。
高月樹も七桜の母も七桜も・・・今も幸せに暮らしていたかもしれない。
すべての原因を作った自分を七桜は許すことが出来るのか。
大旦那は七桜へ問いかけます。
父と母と自分がいて、3人で笑っている。
6歳の時からずっと何度も夢に描いてきたこと。
本当は許すことなんてできない。
でも、高月樹を想う母の気持ちを消したくない。
父と母が大切にしていた光月庵が欲しい。
ここで母が考えた桜の羊羹を作りたい。
七桜は大旦那へ自分の素直な気持ちをまっすぐ伝えたのでした。
椿の元へ向かった大旦那と七桜。
光月庵を継ぐことができるのは、正式な血筋を持つ者だけ。
連綿と続く約束事なのでした。
そしてその権利があるのはだれなのか、今なら調べればわかること。
しかし本当にそれが正しいことなのか。
大旦那は自分に問いかけます。
そして12月31日の大みそか、除夜祭の日。
2人に和菓子を作ってくるよう頼みます。
より美味しく、魂をふるわす和菓子を作った者。
その者に光月庵を譲る、と伝えたのでした。
私たちはどうかしている11巻51話のあらすじ【ネタバレ注意】
1人になった大旦那は、以前作っておいた遺言書を処分します。
先祖の意思に反する行為。
自分のすることはあの世に行っても決して許されないだろう。
仏壇の前で頭を深く下げる大旦那を、椿は陰からみていたのでした。
「花がすみ」では七桜が和菓子つくりに明け暮れていました。
除夜祭まで20日。
光月庵を自分のものにする。
この勝負、負けるわけにはいかない。
光月庵では女将が苦い表情を浮かべています。
なにもかも捨てて人生を光月庵に捧げてきた。
もし七桜が勝ったら自分はどうなる?
そんな女将の元へ栞が話をしにきます。
栞は椿とは結婚できないことを打ち明けます。
女将は妊娠していないことがわかっていました。
それでも結婚話を進めるのでした。
子どもはどうにでもできる、椿がだめならほかの人でもいい。
相手は誰でもいいからとにかく妊娠すればいいのだ、と。
そう言い栞を抱きしめます。
怯む栞ですが、もう自分に嘘をつかないため拒否をします。
女将と言い合いになりますが、椿が止めに入ったのでした。
椿が大旦那を感動させる和菓子を作れるか、信用できない女将。
高月樹を七桜の母に奪われ、光月庵も七桜に奪われる。
女将は耐えられず、怒りと恐怖に震えます。
七桜は母が無実だと信じている、そう伝える椿。
しかし女将は聞いたのです。
七桜の母が高月樹に言っている言葉を。
2人だけの世界へ行こう・・・と。
しかし直前で幼いわが子を一人に出来ない、と逃げ出したに違いない。
七桜の母が高月樹を裏切った。
女将はそう話したのでした。
父が倒れている場面が浮かぶ椿。
真実は何なのか。
そう思いながらも椿は除夜祭の勝負には必ず勝つ、と強く誓うのでした。
朝から和菓子つくりをする七桜。
どんな和菓子にしたら大旦那の心に届くのかわからない。
焦りと不安に飲込まれそうになります。
休みもせず自分を追い込む七桜を、多喜川が休ませます。
和菓子に囚われている姿を見た多喜川。
光月庵を継いでも、このまま花がすみに残っても、たとえ和菓子つくりを辞めても七桜は七桜だと伝えます。
何も変わったりしない。
自信を持って自分が好きだと思う和菓子を作ればいい。
多喜川はいつも七桜が欲しい言葉をくれるのでした。
七桜にキスする多喜川。
そして結婚して欲しいとプロポーズしたのでした。
私たちはどうかしている11巻52話のあらすじ【ネタバレ注意】
多喜川の気持ちを知り嬉しく思いながらも、浮かぶのは椿の顔。
「花がすみ」へ訪れた城島。
戸惑う七桜ですが、城島は以前と変わらず和菓子の話を行い笑顔がこぼれる2人。
そして椿と栞の間に子どもが出来ていないこと、結婚はしないことを伝えたのでした。
城島は七桜が姿を消してから心配をしていたのですが、きっと大好きな和菓子を自由に作っていると信じていました。
このまま一生、光月庵を恨んで生きていくのか。
そう問い、城島は自身が作ったわらび餅を置いて立ち去ったのでした。
わらび餅は城島が作りたかった味に近づいていました。
城島は前を向いて生きている。
自分はどうしたらいいのだろうか。
12月19日。
尾山神社へお参りへ来た椿の隣へ現れる七桜。
今夜、一晩だけ時間が欲しいと伝え立ち去ります。
21時、よろづ楼。
覚悟を決めて2人が集います。
七桜は昔、光月庵にいた頃から椿が大好きだったと伝えます。
そして同時にいつも浮かんでくる光景。
椿が母を指差した瞬間。
それを思い出すとドロドロとした感情に支配される。
好きなのに許せない。
今夜だけ最後に自分を抱いて欲しい。
勝っても負けても明後日が自分たちの最後になるのだから。
最後にする。
椿のことも、光月庵のことも。
そう真っ直ぐ伝える七桜。
一瞬驚く椿でしたが、すぐに覚悟を決めたのでした。
強く抱き合い、愛し合う2人。
あたたかくて、陽だまりにいるような、幸せな夢みたいな気持ち。
私はそんな和菓子を作りたい。
椿に抱かれながら、この瞬間をすべてを焼き付ける。
一分一秒全部。
翌朝、椿が起きた時には七桜の姿はありませんでした。
明日は除夜祭。
2人の運命が決まる日。
私たちはどうかしている11巻53話あらすじ【ネタバレ注意】
12月31日、大晦日。
栞も城島も、女将でさえも、誰もが光月庵をかけた勝負の行方を気にしていました。
亥の刻となり、七桜と椿は母屋へ赴きました。
七桜の和菓子は椀に入った「柚子の上生菓子」。
ひめ柚子の皮をそのまま丸ごと使い、中にあんを詰め、それを包餡したのでした。
やわらかく口の中で溶けるような皮の食感。
それでいて風味もそこなわない、あんの邪魔もしない。
椀に閉じ込めたことでいつまでも香の余韻が残る。
ずっと続く心地よい香り。
五感すべてで伝わってくる。
和菓子が好きだという気持ち。
いつまでも包まれているような、あたたかい和菓子。
大旦那がそういい食べる姿を見て、自分が好きだと思える和菓子が作れたことを確信する七桜。
一方、椿が作った和菓子は「つばき餅」。
日本の和菓子の起源ともいわれているお菓子。
そんなシンプルな和菓子を選んだ椿に驚く七桜ですが、つばき餅はとても美しいものでした。
口にした大旦那は驚きます。
なぜこの味を知っているのか。
椿は父・高月樹に初めて教わった和菓子だと伝えます。
かつて、大旦那が高月樹へ教えた。
椿が教わったのは幼い頃。
完璧に作れるはずない、と大旦那は驚きます。
絶対に忘れない、大切な味・・・そう伝える椿。
和菓子が伝えるのは味だけではない。
口にした時の情景。
感じた想い。
そこに確かにあった、優しい思い出。
それこそが代々受け継がれてきたものだ。
椿の想いが伝わり、大旦那は涙するのでした。
今一度じっくり考えた後、答えを出す。
大旦那はそう伝え、七桜と椿を待機させます。
そして、女将へ跡継ぎにふさわしい方の和菓子を選ぶよう促したのでした。
女将が選んだ和菓子を作った者を光月庵の後継者とする、と。
椿が作った和菓子を選ぶだけ・・・簡単なこと。
選択権を得た女将は怪しく微笑みます。
勝てば未来が開ける。
負ければ今まで信じてきた大切なものを失う。
除夜の鐘が鳴るころ、女将が選んだのは・・・

私たちはどうかしている11巻の感想【ネタバレ注意】
ついに。
光月庵をかけた勝負が決まります><
2人で光月庵をやっていく、という選択肢はないんですよね。
七桜は勝利し、父と母が残した光月庵を継ぐことが出来るのか。
椿はどうなるのか。
今後の展開が気になります!